以前から、人型ロボットの手に触覚のフィードバック技術を取り込めないか、という課題がありました。
ロボットの手のひらに触覚センサーを追加したりされてきましたが、それとは別の「追加の発想」のニュースがありました。

ロボットに触覚を与える「AI手袋」 MITが開発


出典:MIT (マサチューセッツ工科大学)

これは、軍手のような手袋に、548個もの触覚センサーを取り付け、その手袋をロボットが付ければ触覚をフィードバックして理解することができるようになるのでは、というもの。
さらに、AI技術で学習していることから、「この触覚パターンは〇〇を触っているときのもの」といった「〇〇」をある程度予想できるようになっているとのこと。
視覚センサー(カメラなど)での画像認識と組み合わせて、ロボットが何を触って/握っているのか理解できるようになりそうですね。

ロボット自体にセンサーを取り付けるのではなく、グローブという追加の発想で触覚フィードバックを追加する、なかなか興味深い取り組みですね。
ただ、現状は触覚フィードバックのみなので、人間の手のように「温度」まではわからないのでしょうね。
熱いものなのか冷たいものなのか。今後はそういったセンサーも導入されていくのかもしれませんね。